SERVICE

まずはじめに…
シクロデキストリンとは?

INTRODUCTION

Chemical and Schematic
Structures of CyDs

シクロデキストリン(CyD)は、ジャガイモやトウモロコシ由来のデンプンにCyD生成酵素を作用させて得られる環状のオリゴ糖であり、種々の薬物を空洞内に取り込み包接複合体を形成する単分子ホスト分子に由来されます。CyDは構成成分のグルコースの数により、6員環のものをα-CyD、7員環をβ-CyD、8員環をγ-CyDと呼びます。

元来は、薬物を包接するキャリアとして広く用いられてきましたが、近年では、CyD自体に様々な作用があることから医薬品への応用や、包接作用や中性脂肪・血糖値・コレステロール低減効果があることから生活用品や食品、化粧品等への応用もされてきています。

性質・構造の特徴

  • バケツ状の構造をしており、外側が親水性、内側が疎水性である。
  • 分子量 : 973 〜 1297
  • 中性脂肪・血糖値・コレステロール低減効果を有する。

医薬品開発

SERVICE 01

CyDはこれまでに薬物キャリアとして応用されてきましたが、近年ではCyD自体を薬として用いる研究が進められています。CyDを抗がん剤として医薬品開発する研究を行っております。
また、CyDの可能性を探求し、その他の医薬品の開発を目指します。

機能性表示食品開発

SERVICE 02

CyDが中性脂肪・血糖値・コレステロール低減効果を有することから、その効果を機能性表示食品に応用し、食品の面からも人々の健康に貢献できるような製品の開発を行っております。

研究用試薬販売・受託合成

SERVICE 03

CyDの特性を活用した医薬品の開発や研究用試薬の販売、受託合成の提案・販売を行っています。

研究用試薬販売

遺伝子核酸キャリア

  • α-CDE
  • Lac-α-CDE
  • Man-S-α-CDE (Mannose-S-α-CDE)
  • Fuc-S-α-CDE
  • Fol-PαC (Folate-PEG-α-CyD)

CyDとStarburst polyamidoamine(PAMAM)dendrimerとの結合体であるα-CDEは、
in vitro および in vivo において使用可能な遺伝子・核酸導入用試薬です。
pDNAやshRNA、siRNA、hRNA、miRNA用キャリアとして多くの細胞に対して細胞障害性が低く、安全性に優れたキャリアです。
α-CDEにアクティブターゲティング能を付与した各種誘導体(Lac-α-CDE、Man-S-α-CDE、Fuc-S-α-CDE、Fol-PαC)は、
肝実質細胞やがん細胞選択的にトランスフェクション可能なキャリアです。

遺伝子・拡散キャリア ターゲティング部位と特徴
α-CDE
Lac-α-CDE 肝実質細胞
Man-S-α-CDE
(Mannose-S-α-CDE)
抗原提示細胞(APC)選択的にDNAワクチンをデリバリー可能
Fuc-S-α-CDE 抗原提示細胞(APC)選択的にDNAワクチンをデリバリー可能
Fol-PαC
(Folate-PEG-α-CyD)
がん細胞選択的siRNAキャリア

抗がん剤デリバリーキャリア

  • per-(Fol-cap1)-β-CyD
  • per-(Fol-cap2)-β-CyD

基盤分子にCyD、がん細胞標的リガンドに葉酸(Fol)、CyDとFolとの間にスペーサーとしてカプロン酸を1つあるいは2つ導入したper-(Fol-cap1)-β-CyDおよびper-(Fol-cap2)-β-CyDは、抗がん剤を包接し、がん細胞にデリバリーするキャリアです。
葉酸結合により、卵巣・肺・乳房・子宮内膜・腎臓・結腸などの葉酸レセプター-α(Folate receptor-α:FR-α)が過剰発現しているがん細胞選択的にデリバリーが可能です。共同研究先の熊本大学製剤設計学分野では、in vitroの検討でヒト口腔がん細胞由来KB細胞(FR-α(+))においてドキソルビシン(DOX)と複合体を形成することでその抗腫瘍活性を有意に増強させました。

またin vivoの検討でColon-26細胞(FR-α(+))を用いて作成した担がんマウスにDOX/ per-(Fol-cap)-β-CyDs複合体を腫瘍内および尾静脈内に単回投与し、顕著に腫瘍の成長を抑制しました。

活性を保持したままタンパク質を PEG 化する 「SPRA キット」 販売!

SPRA とは?
Self-assembly PEGylation Retaining the Activity の略で、タンパク質の活性保持型自己会合 PEG 化技術のことです。 PEG 化した CyD とアダマンタンが結合したタンパク質を混合することで、SPRA タンパク質となります。
SPRA とは?

SPRA 技術は、CyD とアダマンタンの可逆的な相互作用を利用してタンパク質を PEG化するため、タンパク質の生理活性を低下させることなく、物理化学的安定性や血中滞留性を向上させます。

実際に、モデルタンパク質のリゾチームを SPRA 技術により、PEG 化したところ、生理活性 (酵素活性) をほぼ 100% 保持していました (下図左)。
さらに、SPRA-インスリンをラットに投与した結果、生理活性 (血糖降下作用) を保持したまま血中滞留性を向上させることに成功しました (下図右)。

タンパク質と混ぜるだけでアダマンタンが結合する「活性化アダマンタン溶液」と
アダマンタン-タンパク質と混ぜるだけで SPRA タンパク質を調製できる 「PEG 化 CyD」 をキットとして販売します。
詳細はお問い合わせ下さい。

受託合成

DDSキャリアとしてのCyD誘導体

  • トシル化、アジ化、アミノ化CyD
  • 葉酸、マンノース、ガラクトース修飾CyD
  • PEG化CyD

お見積りは無料で承ります。
お気軽にお問い合わせください。

お困りのこと、お手伝いします!

WILL HELPED!

薬物が溶けずにお困りの方、薬物の分解でお困りの方、シクロデキストリンで解決します!
その他、HPLC(ゲル濾過クロマトグラフィー、逆相クロマトグラフィー)を用いた合成物の
精製、動物実験など様々な実験のお手伝いを致します。お気軽にご相談下さい。