シクロデキストリンは、底なしのバケツ型のような環状の分子構造をもつオリゴ糖です。トウモロコシやじゃがいもの天然物由来のデンプンからつくられるので安全です。シクロデキストリンの環構造の外側は水と混ざりやすい親水性、内側は水と混ざりにくい疏水性という特異的な性質をもちます。
シクロデキストリンは、水と混ざりにくい成分をキャッチすることができます。そのため、シクロデキストリンは体内に摂取した油や脂肪をキャッチすることができ、体内へ吸収されずに体外へそのまま排出することが可能です。これにより、血糖値の上昇やインスリン分泌を抑制したり、体重やコレステロール、中性脂肪を減少させるなど様々な健康効果がわかってきました。
血糖値スパイクと呼ばれ、脂肪が高い食事をすると血糖値が急激に上昇してしまいますが、シクロデキストリンを同時に摂取することで血糖値スパイクを抑制することができます。
血糖値スパイクは、頭痛の原因や認知症・ガンのリスクを高めるとも言われています。これらをシクロデキストリンで予防できるといいですね。
健康な成人男女10名(68歳~76歳)を対象に、スクロース水と、それにシクロデキストリンを加えたものを摂取してもらったところ、シクロデキストリンが入ったスクロース水を摂取した場合に、インスリン分泌が抑制されることが分かりました。
インスリン分泌を抑制することは糖尿病発症を予防することに繋がります。
健康な成人男女28名(平均年齢:43歳)を対象に、1日2gを3回、30日間摂取してもらったところ、体重やコレステロールの減少が見られました。
毎日摂取することで、体重や悪玉コレステロールの減少にも繋がります。