こんにちは。副社長の石橋です。
本日は6/25(金)に熊本大学の学生さんと行なったCyDによるコーヒーの苦味抑制試験の結果を報告させていただきます。
3名の方と一緒にCyDによってコーヒーの苦味が抑制できるか試験を行ないました。
参加者※敬称略
・熊本大学 医学教育部 資源開発分野 修士1年 前田君(写真:右)
・熊本大学 情報電気工学科情電1年 小田君(写真:真ん中)
・熊本大学 法学部3年 緒方君(写真:左)
CyDは底のないバケツのような形をしておりその空洞に様々な成分を取り込む(包接)特性を持っています。
今回はコーヒーの苦味成分をCyDが取り込む(包接)ことが出来るか実際に飲んで調べてみました。
実験手順
↓インスタントコーヒー豆を推奨量(2 g/140 mL)
⑤1000 mg④500 mg③300 mg②100 mg①50 mgをお湯35 mLに溶解
↓試飲してもらい味の感覚を覚える
↓⑤のコーヒーにα-CyDを3000 mg、1000 mg、500 mgを添加
↓試飲してもらい①-⑤のサンプルと苦味を比較
※今回の実験結果は匿名で紹介させていただきます。
A君結果
⑤(1番苦い:1000 mg)コーヒーにα-CyD500 mg及び1000 mgを加えることで苦味の感覚が④(500 mg)にα-CyDを3000 mg加えると③(300 mg)と同等の苦味の感覚を示しました。
B君結果
⑤(1番苦い:1000 mg)コーヒーにα-CyD500 mgを加えることで苦味の感覚が⑤で変化なし1000 mgを加えることで苦味の感覚が④(500 mg)にα-CyDを3000 mg加えると③(300 mg)と同等の苦味の感覚を示しました。
C君結果
⑤(1番苦い:1000 mg)コーヒーにα-CyD500 mgを加えることで苦味の感覚が④(500 mg)1000 mg及び3000 mgを加えることで苦味の感覚が③(500 mg)と同等の苦味の感覚を示しました。
この結果から一番苦い⑤にα-CyDを加えることで添加量(用量)依存的に苦味を抑制できることがわかりました。
サイディンではこのような身近なものにCyDを活用した実験等を行なっております。
学校の自由研究のテーマでCyDを用いた研究のお手伝いなども可能です。
興味のある方はぜひご連絡下さい!
今後もシクロデキストリンの機能についてやサイディンでの日常について更新していきますので、どうぞよろしくお願いします!
【問い合わせ先】
株式会社サイディン
Email:cyd@cyding.jp
TEL:096-371-4862