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シクロデキストリン(CyD)による臭気のコントロール(第二弾)!

2021.8.17

こんにちは。副社長の石橋です。

今回はCyDを用いて気になる口臭を消臭する口臭防止剤についての簡便な実験を紹介します。

口臭成分としてはガーリックを用いた。

1. ガラス瓶(100 mL)に、水 (10 mL)と口臭成分(0.1 g)と各種CyD(1 g)を加え密閉

2. 1時間後、空気10 mLをガラス瓶内に注入し、瓶内ガスを採取し臭いを嗅ぐ

3. 臭い強度(Sensory score):5=強、1=弱にて評価

 

各種CyDによる口臭の低減効果グラフ.png 

その結果、α-CyD、β-CyD、γ-CyDの中でα-CyDがもっとも臭いを抑制しており、α-CyDが口臭抑制効果を示すことが判明している。

 

α-CyDを利用することで口臭を抑制することが出来ることから、お昼に臭いが強い食べ物を食べたとしてもα-CyDを含んだガムやキャンディーを食べることで、口臭を気にせずに活動が出来るのではないでしょうか。

 

今後もシクロデキストリンの機能についてやサイディンでの日常について更新していきますので、どうぞよろしくお願いします!

 

【問い合わせ先】 

株式会社サイディン

 Email:cyd@cyding.jp

 TEL:096-371-4862

参考:食品開発者のためのシクロデキストリン入門