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シクロデキストリン(CyD)の役割第1弾! 「香気物質などの揮散しやすい成分の安定化」

2019.8.8

シクロデキストリン(CyD)の役割第1弾!
「香気物質などの揮散しやすい成分の安定化」
飲料や食品の有する固有の香り、あるいは添加した香料は揮散しやすく不安定な成分が多く存在しています。
CyDの香気成分の安定化効果試験の代表的な例としまして、
オレンジ油とβ-CyDの包接物粉末の香気成分を40℃で8時間揮散させたときのオレンジ香気成分残存率は、デキストリンとオレンジ油混合物を40℃で8時間揮散させたときのオレンジ香気成分残存率と比べて、約3倍高いことが報告されております。
このCyDの安定化効果は飲料やエキス類などの調味料や惣菜類などの一般食品が有する固有の香りの安定化にも利用されています。
参考資料:ナノマテリアルシクロデキストリン
自分たちの身近な商品にもCyDが使用されているかもしれません。
※ちなみにCyDは「シクロデキストリン」以外にも「環状オリゴ糖」と記載されている場合もあります。
次回もシクロデキストリン(CyD)の役割について紹介したいと思います!