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シクロデキストリン(CyD)の安定化効果について!

2021.6.8

こんにちは。副社長の石橋です。
本日はβ-CyDによるリコピンの安定性及び抗酸化作用の向上について紹介させていただきます!

 

リコピンはトマトなどに含まれていることで有名ですが、他にもスイカや柿にも含まれていることが知られており、このリコピンには抗酸化(酸化を抑える)作用があり、健康に良いとされています。

人体における酸化とは老化の進行やシミ・シワ、肌荒れ、動脈硬化に関与していると報告されています。

しかしリコピンは光や熱などに弱く直ぐに活性を失います。

そこでCyDの出番です!

β-CyDとリコピンで複合体を形成させてあげることで抗酸化作用の向上がみられています。(グラフ)

β-CyDはリコピンと複合体を形成することで光や熱から保護し、リコピンの抗酸化作用を向上させることが報告されています。

 

シクロデキストリンを用いることで不安定な成分を安定化させることで効果を向上させることができるかもしれません!

現在サイディンでは不安定な成分の安定化試験を受託サービスとして実施しております。
不安定な成分を御持ちの方で製品へ応用したい方はぜひお声かけ下さい!

今後もシクロデキストリンの機能についてやサイディンでの日常について更新してい
きますので、どうぞよろしくお願いします!

【問い合わせ先】

株式会社サイディン

Email:cyd@cyding.jp

TEL:096-371-4862

グラフ.png

※Haixiang Wang et.al Antioxidants, 8, 14, (2019)より引用