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シクロデキストリン(CyD)の機能性素材、化粧品素材の安定化第1弾! 「コエンザイムQ10の安定性の改善」

2019.10.10

シクロデキストリン(CyD)の機能性素材、化粧品素材の安定化第1弾!
「コエンザイムQ10の安定性の改善」
 ビタミンQと呼ばれている補酵素Q10は強力な抗酸化作用があるため、最近では様々なサプリ使用されています。人体内で合成されます、しかしながらコエンザイムQ10の生合成能力は20歳前後から急激に低下してくるため健康維持などの目的で毎日摂取する人が増えています。
コエンザイムQ10は光や熱に非常に弱い物質であり、ビタミン類や他の抗酸化物質とともに配合することにより速やかに消失してしまう不安定な物質です。またコエンザイムQ10は不安定性とともに低吸収性の問題もあります。通常のサプリメントでコエンザイムQ10を摂取しても、その吸収率はきわめて低く水の溶解性が非常に低いためと考えられています。
今回はγ-CyD包接化による安定化の検討について紹介したいと思います。
 日光露光下での検討(グラフ1)や高温下での検討(グラフ2)
コエンザイムQ10のデンプン混合物、市販の水溶性コエンザイムQ10、γ-CyD包接体の安定性の比較をすると日光露光下で、デンプン混合液、及び水溶性コエンザイムQ10の場合ではコエンザイムQ10は5時間で急速に減少し、25時間後にはほとんどなくなっている。ところが、γ-CyDで包接したコエンザイムQ10は、25時間後でも50%の減少にとどまっている。(グラフ1)また、高温環境での劣化もまったくみられなかった。(グラフ2)またCyDは、ビタミン類と混ざっているコエンザイムQ10の安定性の改善にも効果があります。コエンザイムQ10の各種CyD包接体にビタミンCとビタミンEをそれぞれ配合し、40℃遮光条件下にて安定性評価を行なっています(グラフ3、グラフ4)。いずれの検討結果においても、γ-CyDを用いた包接体で90%の高い残存率を示しています。
この結果より、α-CyDでもβ-CyDでもなく、γ-CyDで包接させた場合でのみコエンザイムQ10の安定性が保たれていることが示されています。
参考資料:シクロデキストリンの応用科学
不安定な機能性成分を安定化させたいと考えられている方は下記の問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい!!弊社にてその成分に最適なCyDの選定試験を実施いたします。
http://www.cyding.jp/
今回はコエンザイムQ10の安定性の改善ついて紹介させていただきました。引き続きシクロデキストリン(CyD)の役割について紹介したいと思います!

日光露光下、45℃でのコエンザイムQ10.png

高温下(60℃)でのコエンザイムQ10.png

40℃、遮光下でビタミンCを配合した.png

40℃、遮光下でビタミンEを配合した.png

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