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2019年8月の記事

シクロデキストリン(CyD)の役割第3弾! 「酸素、紫外線、水などで変質しやすい成分の安定化」

2019.08.29

シクロデキストリン(CyD)の役割第3弾!
「酸素、紫外線、水などで変質しやすい成分の安定化」
香辛料などの成分は酵素や紫外線あるいは水によって容易に変質する場合が多いことが知られています。
例としまして、ワサビ特有の香り成分であるアリルイソチオシアネート (AIT)は保存状態が悪い場合に酸素や水分あるいは紫外線により容易に変質してニンニクのような臭いを発します。
今回はAIT/β-シクロデキストリン (β-CyD)包接物粉末とAIT/デキストリン混合物粉末を室温にて放置した場合の経時的AIT残存率を測定した実験について紹介いたします。

8日後におきましてデキストリン混合物はAITの残存量が約50%に対してβCyD包接粉末は80%以上残存しており、14日後にはデキストリン混合物のAIT残存率は約30%に対してβCyD包接粉末は80%以上残存していることが報告されております。
参考資料:ナノマテリアルシクロデキストリン
またAITはβ-CyDと同様にα-CyDによっても安定化されることも知られています。
このCyDによる香料の安定化効果はワサビ、からし、生姜、ニンニクなどの練物やオロシ物の製造に利用されているだけでなく、これらの香辛料を含む各種調味料、スープ、エキス類、各種惣菜などにも利用されています。
不安定な香料の成分を安定化させたい方は、下記の問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい!!弊社にて検討試験を実施いたします。
http://www.cyding.jp/
引き続きシクロデキストリン(CyD)の役割について紹介したいと思います!

変質しやすい成分の安定化グラフ.png

シクロデキストリン(CyD)の役割第2弾! 「吸湿しやすい成分の吸湿性の改善」

2019.08.22

シクロデキストリン(CyD)の役割第2弾!
「吸湿しやすい成分の吸湿性の改善」
粉末調味料や粉末茶、乾燥野菜など吸湿性の高い成分は吸湿することで味の変化などが起きてしまうような成分が多く存在しています。
CyDによる吸湿しやすい成分の吸湿性改善試験の代表的な例としまして、砂糖:水飴=6:4の組成で絶乾状態まで煮詰めることで作製したハードキャンディーと砂糖:水飴:20%CyD=56:33:11の組成で作製したハードキャンディーを25℃相対湿度65%環境下で吸湿性を比較した試験では、10日後におきまして砂糖と水飴のみで作製したハードキャンディーにおいて重量増加率が5%であったのに対してCyD含有のハードキャンディーにおいては2%未満の重量増加率であったことが報告されています。
参考資料:ナノマテリアルシクロデキストリン
このCyDの吸湿性改善効果を粉末調味料や粉末茶などに応用することで保存期間の延長や吸湿による味や香りの悪化を改善できるかもしれません。
吸湿性が高い成分の取り扱いにお困りの方や成分の吸湿性を改善したい方、弊社にて検討試験を実施いたします。
下記の問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせ下さい!!
http://www.cyding.jp/
引き続きシクロデキストリン(CyD)の役割について紹介したいと思います!

吸湿性防止効果グラフ.png

シクロデキストリン(CyD)の役割第1弾! 「香気物質などの揮散しやすい成分の安定化」

2019.08.08

シクロデキストリン(CyD)の役割第1弾!
「香気物質などの揮散しやすい成分の安定化」
飲料や食品の有する固有の香り、あるいは添加した香料は揮散しやすく不安定な成分が多く存在しています。
CyDの香気成分の安定化効果試験の代表的な例としまして、
オレンジ油とβ-CyDの包接物粉末の香気成分を40℃で8時間揮散させたときのオレンジ香気成分残存率は、デキストリンとオレンジ油混合物を40℃で8時間揮散させたときのオレンジ香気成分残存率と比べて、約3倍高いことが報告されております。
このCyDの安定化効果は飲料やエキス類などの調味料や惣菜類などの一般食品が有する固有の香りの安定化にも利用されています。
参考資料:ナノマテリアルシクロデキストリン
自分たちの身近な商品にもCyDが使用されているかもしれません。
※ちなみにCyDは「シクロデキストリン」以外にも「環状オリゴ糖」と記載されている場合もあります。
次回もシクロデキストリン(CyD)の役割について紹介したいと思います!

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